福岡は5月11、12日に聖火リレー 五輪組織委がルート発表

 東京五輪の大会組織委員会は15日、来年3月25日にスタートする聖火リレーの詳細日程と走行ルートを発表した。新型コロナウイルスの感染拡大による延期決定前と同じく、121日間で全国859市区町村を巡る。九州・沖縄県では各県2日間ずつで、4月23日に大分県に入り、5月12日に福岡県でゴール。各日の終着地点では、地域住民が聖火の到着を祝うイベント「セレブレーション」を開催する。

 東日本大震災からの復興の願いが込められた聖火は、福島県楢葉町のサッカー施設「Jヴィレッジ」を出発し、全47都道府県を走り、7月23日の五輪開会式で東京・国立競技場の聖火台にともされる。約1万人の聖火ランナーは、今年の参加が内定していた人たちとし、辞退者が出た区間のみ選び直す。

 安全安心に向けた新型コロナ対策は、沿道の観客に「マスク着用」「3密回避」を呼び掛けるなど、感染抑止ガイドラインを組織委が作成中。近く各都道府県に通知する。大会簡素化方針に従い、リレー隊列は車両とスタッフを減らし、セレブレーションの装飾も削減。

 一方、大会スポンサー企業による沿道での記念グッズ配布や、著名人ランナーの参加といった機運の盛り上げ策は「各社に協賛金の追加負担をお願いしている最中であり、取りやめは理解を得られない」(組織委)として、密集回避に努めながら実施する方針。

 聖火リレーまで100日のこの日、東京スカイツリーが1日限りでトーチと同じ「桜ゴールド」色にライトアップされた。

 組織委の発表には、ランナー内定者たちもリモートで参加。1964年の東京五輪に続いてトーチを掲げる東京都青梅市の遠藤良宏さん(75)は「聖火ランナーは誇りであり、私の財産。来年も聖火がつながっていけばうれしい」。フェンシング元日本代表で、宮城県気仙沼市の千田健一さん(64)も「何とか開催してほしいし、被災地の代表として感謝の気持ちを胸に走りたい」と力を込めた。

 (下村ゆかり)

東京五輪の聖火リレー九州・沖縄ルート

 

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