生産履歴や検査徹底 春菊農薬問題、再発防止策示す JAくるめ

西日本新聞 筑後版 玉置 采也加

 福岡市の青果店などで販売された春菊の一部から基準値を上回る農薬が検出された問題で、出荷元のJAくるめ(福岡県久留米市)の森光佐一郎代表理事組合長らが17日、市内で会見し、再発防止に向けた取り組みや発生経緯について説明した。

 森光組合長らによると、農薬の使い方を誤った農家は、JAくるめ内の研究会や部会に加入しておらず、個人で生産した春菊をJAくるめに販売委託していた。このため、農薬の散布や分量などを記録した生産履歴の提出義務もなく、そのまま出荷されたという。JAは「農薬の適正使用を指導してきたが、徹底されていなかった」と話した。

 今後は、部会に未加入の農家に対する安全講習会の開催や、生産履歴の提出の徹底、残留農薬検査を全品目(約30品目)で実施-などに取り組み、再発防止を目指すという。

 問題の春菊は基準値の168倍の農薬が検出されたことが精密な検査で判明した。出荷された春菊568袋中、現在は300袋が回収されている。いまのところ、健康被害の報告は確認されていないという。 (玉置采也加)

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