九州一周駅伝に挑む 長崎の教員グループ、大会終了後も毎年リレー

 長崎県の教員グループが20年かけ、九州一周駅伝(2013年終了)の全コース走破に挑戦している。長崎市をスタートした03年から毎年末に集まり、今年は26日に福岡県豊前市から北九州市八幡東区までの50・5キロを走る。福岡市中央区にゴールするのは22年の予定だ。

 参加しているのは中学校の教員やOB。コースは長崎市を出発し、九州を反時計回りに佐賀や鹿児島、大分を巡り、福岡市を目指す1054キロ。「ぼくの九州一周駅伝大会」と名付けて20区間(36・1~69・4キロ)に分けて走る。数人でリレーしたり、1人で走りきったり、思い思いのペースで楽しんでいる。

 きっかけは四半世紀前にさかのぼる。実行委員長の中島正大さん(64)=長崎県佐世保市=が長崎の「県下一周駅伝」を応援した際、勤めていた中学校の同僚らと「自分たちもやってみよう」と意気投合。1996~2002年に404・7キロを完走した。

 すると「次は九州一周」と新たな目標が提案され、03年に長崎市の平和祈念像前をスタート。1回目の参加者は11人だったが、若い教員が徐々に増え、15回目の17年は40人が大分県内を走った。昨年までの17回で106人が参加している。

 コースの途中には、日本を代表する長距離ランナーを苦しめた峠もあれば、強風を受ける海沿いもある。走り切るのは楽でない。九州一周駅伝は62年の歴史に幕を下ろしたが「これまで、いくつかの難所も越えてきた。途中でやめるわけにはいかない」と中島さん。

 毎年、日の出前にスタートし、昼ごろに走り終える。夜は佐世保市に戻り、居酒屋で反省会を兼ねた忘年会でねぎらう。今年は新型コロナウイルスの影響で反省会は断念するが、幅広い世代の男女約30人が走る。

 中島さんは「屋外での健康的なチャレンジ。コロナ禍で沈んだ一年を爽やかに締めたい」と意気込む。 (宮崎省三)

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