マスクなしではタクシー乗れません 福岡都市圏、九州では初認可

西日本新聞 社会面

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、九州運輸局は福岡市など福岡都市圏15市町のタクシー会社77社と個人タクシー10事業者に対し、病気など正当な理由がなくマスクを着けていない客の乗車を拒否することを認めた。運転手から不安を訴える声が上がり、事業者側が求めていた。九州では初めて。

 運行ルールを定めた「運送約款」の変更を事業者側が申請し、21日付で認可された。認可された運送約款では、運転手がマスクを着用していない理由を丁寧に聞き取った上で、病気などやむを得ない理由がないのにマスクを着けない場合は乗車を断ることができる。

 九州運輸局によると、若者らが酔ったままマスクを着用せず乗車、大声で話をするなどし、運転手が不安を抱えているとの相談が事業者から寄せられていた。「運転手だけでなく次の乗客の感染防止に資する」と判断した。全国各地で同様の申請が相次いでおり、福岡県内の別の事業者からも既に申請が出されているという。

 (古川剛光)

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