「医療崩壊を招く恐れ」蒲島知事、危機感強く 熊本市中心部で時短要請

 新型コロナウイルスの感染急増を受け、熊本県が熊本市中心部の酒類提供飲食店への営業時間短縮を要請した29日、蒲島郁夫知事と大西一史熊本市長、県市合同専門家会議の原田信志座長(熊本大学長)は県庁で記者会見し、蒲島知事は「医療崩壊を招く恐れも十分に考えられる」と強い危機感を表明した。

 「感染抑止と経済活動の両立」を図ってきた蒲島知事がより強い措置に踏み切った最大の要因は、直近1週間の感染急増だ。県内の感染者数は22~28日に286人。政府の分科会が示す「ステージ3(感染急増)」を県人口換算した262人を超える水準に達した。

 原田座長は「今こそ瀬戸際」との認識を示し、大西市長も「熊本市の病床使用率は75・5%。ステージ4(爆発的感染拡大)を大幅に超える事態だ。医療提供体制は逼迫(ひっぱく)している」と協力を呼び掛けた。

 要請に応じた店への協力金支払いは、対象地域内でこれまで午後10時以降、営業し、感染防止策を取っていることを示す県または市のステッカー掲示などが条件。対象地域は、熊本市中央区の安政町▽下通1丁目▽同2丁目▽花畑町▽桜町▽手取本町▽上通町▽上林町▽城東町▽新市街▽水道町▽草場町▽中央街▽南坪井町▽南千反畑町▽辛島町1~7番▽井川淵町1~2番。相談窓口=096(333)2828。

 (古川努)

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