新年の準備、「密」回避へ工夫 長崎の神社や商業施設

 新型コロナウイルス感染の拡大で、年末年始の恒例行事が様変わりする。長崎県内の神社や商業施設は消毒や分散化を徹底し、安心して新年を迎えてもらおうと工夫を凝らす。

初詣

 長崎市の諏訪神社では初詣の「密」を避けるため、参拝前に手を清めるちょうず舎のひしゃくを撤去し、流水型に変更。お祓(はら)いは50~60人に制限し、参道や御礼所には消毒液を設置する。例年、正月三が日に行う抹茶の呈茶や居合道奉納などの行事は取りやめる。

 正月縁起物の授与は今月1日から前倒しで開始。夫婦で縁起物を求めに訪れた同市の主婦、伊高由香里さん(53)は「正月前に参拝するのは初めてだが、人も少なくていいかも」。

 佐世保市の亀山八幡宮は行事を通常通り行うが、拝殿内の祈願用の席を間引き、境内の露店にはその場での飲食を控えるように呼びかけている。

 平戸市の亀岡神社は、参拝客に手指の消毒とマスク着用を求めた上で、行事を通常通り実施する。

初売り

 アミュプラザ長崎(長崎市)は1日午前9時半から行う初売りで、福袋の販売所の一部を店舗外のかもめ広場に設置。混雑を回避するため、福袋は事前予約を受け付けている。

 浜屋百貨店(同市)の初売りは2日午前10時から。毎年人気の地下食品売り場の福袋は、受け渡しを8階の催事場で行う。

 させぼ五番街(佐世保市)は、例年初売りの1日から始めるバーゲンを「新春先取りバーゲン」として今月26日にスタート。福袋のウェブ予約も既に受け付けている。

 五島シティモール(五島市)では、1日午前11時から営業するが、毎年三が日にある紅白まんじゅうや豚汁の配布、念仏踊りチャンココ演舞などのイベントは取りやめる。

交通

 長崎電気軌道は毎年大みそかの夜から元旦にかけて運行していた「初詣電車」を今年は中止。新型コロナウイルスで参拝者の減少が見込まれるためで、翌年以降も見合わせるという。

 県警が毎年31~1日にハウステンボス(佐世保市)周辺で行っていた交通規制も、今年は恒例のカウントダウンイベントが中止になったため取りやめた。

 初詣が多い諏訪神社(長崎市)、亀山八幡宮(佐世保市)、猿場稲荷神社(雲仙市)周辺の交通規制は例年通り31~3日に行う。

 (松永圭造ウィリアム、平山成美、宮崎省三)

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