上野遥 意識の高さ、存在そのものが「宝」【HKT2020光った10人】

西日本新聞 古川 泰裕

 上野遥は「劇場の女神」である。この1年、何度となく書いてきた。12月21日、HKT48のメンバーとして初めて劇場公演の出演1000回を達成。48グループ史上3人目の金字塔に喝采が送られた。

 自身よりも周囲の人々の喜びを糧とする彼女の活躍は、公演など日々の活動の中にこそ見いだせる。だが、今年最も印象に残ったのは、新型コロナウイルス禍におけるグループの進むべき道を示したレッスン場からの配信公演だろう。

 緊急事態宣言により公演が中止となった翌日の2月27日、自身がずっとやりたいと思っていたという「SHOWROOM」での公演には、親しい下野由貴らを中心に多くのメンバーが駆けつけた。少人数編成のユニットの担当者などを全て割り振り、空白ができたポジションは自ら覚えるという八面六臂(ろっぴ)の活躍ぶり。まな弟子の5期生、上島楓も「天才かな」という働きで、落胆ムードを変えた。

 13thシングル「3-2」の表題曲の選抜には入れなかったが、13作連続1位を獲得した際には「『選抜ではないから』と、今回は一度も思わなかった。胸を張って参加できた」とSNSにつづり、意識の高さを見せつけた。さらに、初選抜で不安になる上島には「選抜に入ってくれてうれしい」とエールを送った。多くのメンバーの尊敬を集める「はるたん先生」。1000回という華々しい数字以上に、彼女の存在そのものがHKTの宝である。 (古川泰裕)

 

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