コロナ禍静かな年明け 分散参拝が浸透 美里町では成人式

西日本新聞 熊本版 松本 紗菜子

 新型コロナウイルスの感染拡大が収まらないまま2021年が幕を開けた。熊本県内の神社は、昨年末から呼び掛けられていた分散参拝が浸透し、初詣の参拝客は例年の半数以下。美里町では2日、県内最初の成人式があり、コロナ対策が施された会場でマスク姿の新成人らが静かに祝い合った。

 熊本市中央区の加藤神社は感染防止対策で既存の手水舎を閉鎖し、流水口を増やした臨時の手水舎を設置。参拝客は警備員の誘導で間隔を取って3列に並び、本殿前でそれぞれ手を合わせていた。家族と一緒に訪れた福岡県柳川市の原優花さん(8)は「コロナに負けない1年にしたい」と元気よく話した。

 同神社によると、1日午後の時点で参拝客は例年の4割程度という。「人出は想定内。初詣の期間は1月末までとしており、できる限りのコロナ対策もしているので安心して参拝してほしい」と呼び掛けていた。

 1日朝の熊本市内はあいにくの曇り空。加藤神社近くの熊本城二の丸広場には、初日の出を拝む人たちが早朝から集まったが見えずじまいだった。それでも同市の高校生江頭龍汰さん(17)は「朝7時前から来ていたが残念。3年の今年は部活と勉強の両立を頑張りたい」と力を込めていた。

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美里町で県内最初の成人式

 美里町の成人式は町文化交流センター「ひびき」で開催。晴れ着やスーツ姿の新成人58人が参加し、旧友との再会を喜んだ。

 例年は新成人と家族も式に参加していたが、コロナ対策のため今年の会場入りは新成人のみ。出席者は距離を取って着席し、式の時間も短縮して行われた。成人式実行委員長の中川峻佑さん(20)は「制限がある中でも実施でき、懐かしい面々と顔を合わせられて良かった。責任感をもって何事にも挑戦する大人になりたい」と決意を述べた。

 県内では、熊本市や八代市など多くの自治体が今年の成人式の中止・延期を決めている。

 (松本紗菜子)

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