「早く元気な人吉に」豪雨から半年、駅前のからくり時計再開
昨年7月の豪雨災害から半年を迎えた4日、熊本県人吉市の人吉駅前にあるからくり時計が再開し、民謡の調べが響き渡った。
時計は高さ7メートルで、市が1996年に設置。浸水被害はなかったが、被災者感情などを考慮して災害発生の翌日から休止していた。
この日、正午の時報が鳴ると、民謡「球磨の六調子」に合わせて太鼓隊や人吉城主の人形が半年ぶりに姿を見せた。ボランティアガイドの住吉則昭さん(69)も法被姿で拍子木を打ち鳴らして歓迎。JR肥薩線やくま川鉄道が運休し、人通りの少ない駅前に立ち「早く元気な人吉に戻ってほしい」と語った。