FGNの旧大名小校舎 未来に託す窓(天神まち歩きルポ・見どころ)

 旧大名小(福岡市中央区大名2丁目)は1873年に市内で最も早く開校した。3階建ての校舎は1929年に建設され、閉校後の2017年4月から創業支援施設「福岡グロースネクスト(FGN)」として活用されている。

 旧校舎はレトロな外壁やれんが塀、古木に歳月の趣があった。20年秋までに壁は白く塗り、塀や古木を撤去して入り口付近を広く確保した。最上階には、ドイツの表現主義様式で作られた窓が残る。流線形の窓は、1920年代のベルリンから世界に広がった。国内では、関東大震災後に東京や横浜に建てられた「復興小学校」の校舎でも導入された。「当時、最新流行だった。未来をつくる子どもたちへのオマージュ(敬意)が込められていると思う」と、九州大大学院芸術工学研究院の藤原恵洋教授は解説する。(吉田昭一郎)

=2020/12/07掲載=

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