次世代ロボへ安川電機が九工大とコラボ 若者の発想と感性で新市場開拓

西日本新聞 一面 向井 大豪

 安川電機(北九州市)は、3月に本社に新設する研究開発施設「安川テクノロジーセンタ」に九州工業大(同市など)の研究グループを受け入れ、次世代ロボットの共同開発に乗り出す。学生らが自由に出入りできる専用の研究室を用意。産学による基礎研究から試作まで一貫してできる体制を整える。若い発想や感性を生かしたロボット開発を通じ、農業や飲食業向けなど新たな市場を開拓する狙いだ。

 安川電機の創設者安川敬一郎は九工大の創立にも携わったゆかりがある。九工大はロボット研究に注力しており、共同開発の取り組みについても単位認定できるよう検討中。最先端の研究に携わる教授ら5、6人が、それぞれのゼミ生と共に研究室開設の準備を進める。具体的には九工大が手掛けるトマト収穫ロボットなどが共同開発の候補に挙がる。

 同社によると、コロナ禍によって、多様な場面で非接触や自動化の需要が高まり、同社が強みとする自動車や半導体といった分野以外にも市場を広げるチャンスという。

 テクノロジーセンタは総工費100億円超をかけ、同市八幡西区のJR黒崎駅そばの本社敷地に建設中。4階建てで、延べ床面積約2万6千平方メートル。国内各地に分散する研究開発拠点を集約し、約600人が働く予定。同社が世界各地で生産するロボット、挙動を制御するサーボモーターの研究開発の一大拠点となる。

 ソフトウエアなどを担うグループ会社の開発担当者も集まり、情報共有しながら新製品を生み出す。将来的には九工大以外の大学から研究室を誘致することも検討していく。

 (向井大豪)

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