埋まる病床、福岡の医療現場悲鳴 「緊急事態宣言出して」訴えも

西日本新聞 社会面 下崎 千加 一瀬 圭司 斉藤 幸奈

 国内の新型コロナウイルス感染者が1日で6千人台に達した6日、九州では福岡県で初めて300人を超え、熊本、宮崎両県も過去最多を記録。医療機関には強い危機感が広がっている。「すでに病床はぎりぎり」と悲鳴が上がり、「緊急事態宣言を出してほしい」との訴えも。病床稼働率(5日時点)は福岡県が60%を超え、長崎、熊本両県も50%に迫る。専門家は「クリスマスから年末にかけての気の緩みが感染拡大につながっているのでは」との見方を示す。

 福岡東医療センター(福岡県古賀市)では感染者向けに確保した33床のうち19床(5日時点)が埋まっている。年末年始は連日2、3人の新規入院があった。

 重症患者は1人だが今後増えれば、人工呼吸器の管理などでさらに人手が必要になる。中根博院長は「感染者数が300人を超えるような状況が続くのならば、福岡県も緊急事態宣言を出さないと医療現場は受け止められなくなる」と危機感を募らせる。

 「地方は東京の後を追う感じになる。近いうちに福岡でも感染者数がもっと伸びるだろう」とするのは福岡赤十字病院(福岡市南区)の担当者。同市で最多の年間約5500件の救急搬送を受け入れており、コロナ専用病床19床のうち14床が埋まっている。

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