買い物支援「ドライブサロン事業」築上町・上り松地区で試験運行 

 築上町社会福祉法人連絡会は、上り松地区の高齢者などの買い物を支援するため、福祉車両(10人乗り)で無料送迎する「ドライブサロン事業」の試験運行を始めた。公共交通機関が不便な地域でも安心して暮らせるようにすることが目的で、福岡県築上町の商業施設との間を往復する。昨年11月にスタートし、2回目の運行があった。利用者からは「とても便利」と喜びの声が上がっている。

 連絡会は昨年7月、町内の自治会長を対象に交通アクセスの状況などの聞き取り調査を実施。中山間地域の上り松地区は道が狭く、町のコミュニティバスも地域の中心部までは運行しておらず、コミュニティバスに乗るにもバス停まで10分ほど歩く必要があることが分かった。

 事業は、連絡会の構成法人で社会福祉法人恵愛会(同町)が所有する福祉車両を同地区から、同町東八田の「ルミエール椎田店」までの往復を無償で運行。毎月第4月曜日に実施し、3人の高齢者が利用登録している。

 昨年12月28日に利用した女性は、つえをついて歩く。「バスは近くを通らないし、タクシーなら往復3千円ほどかかる。本当に助かっている」と笑顔を見せた。自治会の南健治会長(70)も「支援を受けたい人はまだいると思う。全72世帯に広く周知したい」と話す。

 町社会福祉協議会の生活支援コーディネーターの山口礼子さん(59)は「買い物だけでなく、人と接することで孤立を防ぐ役割もする。多くの人に利用してほしい」と語る。

 試験運行は今月下旬から石堂地区でも実施する予定。期間はいずれも1年間。 (浜口妙華)

福岡県の天気予報

PR

開催中

秋の古本まつり

  • 2021年10月13日(水) 〜 2021年10月26日(火)
  • ジュンク堂書店福岡店 2階「MARUZENギャラリー」特設会場

PR