大崎事件 新証拠の鑑定書供述の矛盾指摘 鹿児島地裁

西日本新聞 社会面 片岡 寛

 鹿児島県大崎町で1979年に男性の遺体が見つかった「大崎事件」の裁判のやり直しを求めている原口アヤ子さん(93)の第4次再審請求で、弁護団が新証拠として提出の「供述鑑定書」をまとめた専門家3人の尋問が7、8両日に鹿児島地裁であった。

 鑑定書は、男性を自宅まで連れ帰った隣人2人の供述の信用性を否定するもので、供述の食い違いや矛盾を指摘。7日は供述をコンピューター解析した立命館大の稲葉光行教授、8日は心理学を用いて分析した淑徳大の大橋靖史教授、青山学院大の高木光太郎教授の尋問がそれぞれ行われた。

 8日記者会見した弁護団事務局長の鴨志田祐美弁護士は「異なるアプローチで同じ方向の結論が出ている。裁判所にもいい形で伝わったと思う」と話した。供述鑑定書とともに新証拠として提出の「医学鑑定書」を書いた埼玉医科大の澤野誠医師の尋問は6月に行われる見通し。 (片岡寛)

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