年明け告げる除夜の〝ベル〟

西日本新聞 ふくおか都市圏版 梅沢 平

 張り詰めた冬の夜空に鐘の音が響く。カンカン、カンカン-と16回、庭先にぶら下げた小さな鐘を鳴らす。長崎県に住む米国人の知人から「ハッピーニューイヤー」の新年のあいさつに添えて動画が送られてきた。除夜の鐘ならぬ、除夜の“ベル”だ▼米海軍の退役軍人である知人いわく、16回の鐘は艦船で迎える年越しの風習。新年の午前0時に合わせて8回は行く年に、もう8回は来る年に思いを込めて鳴らすのだという。艦上では、乗組員の中の年長者と年少者が役割を担っていたそうだ▼コロナ禍もあり、帰省はせずに家族3人、静かに年を越した。普段の休日のようで年末年始気分が薄かった2021年の年明け。スマートフォン越しにベルの音を聞いて初めて「ニューノーマル」な新年の訪れを感じた。 (梅沢平)

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