緊急事態宣言「九州で連携を」 熊本県ステージ4入り、知事が提案

西日本新聞 社会面 古川 努

 熊本県は11日、新型コロナウイルス対策本部会議を開き、県内の感染状況が政府分科会の基準で最も深刻な「ステージ4」(爆発的感染拡大)の段階に入ったと判断した。蒲島郁夫知事は記者会見で、国への緊急事態宣言の要請について「検討すべき状況。九州各県との連携を視野に入れている」として、一部の隣県と意見交換を進めていることを明らかにした。

 県内では10日現在、直近1週間の感染者数524人、病床使用率58・6%、療養者数611人、PCR陽性率12・8%となり、いずれも国が示すステージ4の基準を超えた。特に熊本市は病床使用率が9割を超え、医療現場は逼迫(ひっぱく)している。

 県は年末年始の帰省自粛を呼び掛けていたが、5~9日の感染者の分析で、帰省者やその家族の感染を28例確認。蒲島氏は会見で「福岡や宮崎など、隣接する九州各県の感染が収束しなければ、宣言が発せられても本県での感染は収まらない。効果を最大限発揮するため、九州各県と意見交換を進め、的確に判断していきたい」と述べた。

 また県は、12日早朝までとしていた熊本市中心部の酒類を提供する飲食店への営業時間短縮要請について、25日早朝まで約2週間延長することを発表した。 (古川努)

熊本県の天気予報

PR

熊本 アクセスランキング

PR

注目のテーマ