人口減、持続可能な町づくりへ…岡垣町長に初当選、門司氏の手腕は

西日本新聞 北九州版 菊地 俊哉

 12日に告示された福岡県岡垣町長選で、無投票の初当選を果たした前副町長の門司晋氏(62)は、人口減少が続く中、JR海老津駅前の再開発など人口増への「攻め」の施策に取り組み、持続可能な町づくりをどう進めていくか、手腕が問われることになる。

 岡垣町は2010年をピークに人口が減少し、ここ10年間で人口は約千人減った。65歳以上の高齢化率は33%で、3人に1人の割合となっている。

 門司氏は「人口が減少に転じた今、準備しなければならないことがある。この時期が一番大切なことは自覚している」と強調する。具体例に挙げたのが下水道の処理能力。いま町が使っている施設は4万~5万人分の能力があるが、現在約3万1700人の人口が今後大きく増えるとは考えられず、規模の縮小などが検討できるという。

 町の玄関口である海老津駅前の再開発は、(1)空洞化する商店街地区の用地を町が買収し、民間活力でマンション建設(2)駅前の町営駐車場を集約し立体化-を計画。用地を町が確保すれば、興味を示している事業者があるという。

 北九州市と福岡市の両政令指定都市の通勤・通学圏として、地価の安さから郊外に宅地開発が進んでいった。まちなか居住を促進するこの計画について、町はコンパクトシティ化につながり、人口減時代に向けた施策だとしている。町は21年度、地権者と交渉に入りたい考えだ。

 門司氏は副町長のほか、地域づくり課長や企画政策室長などを歴任し、「町づくりの課題を一番分かっている」と強調してきた。21年度は新型コロナ禍による税収の落ち込みで厳しい予算編成が予想される中、新町長がどんな具体策を打ち出すのか、注目が集まる。 (菊地俊哉)

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