コロナが「サル」よう願い込め  福岡市・猿田彦神社で初庚申大祭

西日本新聞 ふくおか都市圏版 下村 佳史

 福岡市早良区藤崎の猿田彦神社で12日、初庚申(はつこうしん)大祭があり、縁起物の猿面を求める参拝者でにぎわった。猿面を玄関に掛けておくと「災いが『去る』」とされ、今年は新型コロナウイルス退散の願いを込め、参拝に訪れる人が多くいた。

 同祭は毎年、最初の庚申(かのえさる)の日に催される。これまで猿面を求めて1キロ以上の行列ができることもあったが、今年はコロナ感染対策として初めて13日までの2日間実施。参拝者の分散を図った。午前5時半から行っていた猿面授与も午前8時に繰り下げる予定だったが、12日は雨天の下、約200メートルの行列ができたため午前7時に開始した。

 同神社の坂口亨治世話人によると、猿面の起源は、200年ほど前の江戸時代後期。当時流行していた天然痘の収束を願い、祈りを込めて信心したのが始まりと伝わる。

 40分並んで授与を受けた近くの加藤満さん(72)は「十数年参拝を続けているが、今年は何よりも家族の健康を祈願しました」と話した。 (下村佳史)

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