日本人女性初の医学博士・宇良田唯の生涯描く 松下由樹さん主演

西日本新聞 熊本版 前田 英男

 テレビ熊本(TKU)は、日本人女性で初めて医学博士の学位を取った熊本県天草市牛深町出身の宇良田唯(うらたただ)(1873~1936)の生涯をドラマ化し17日、同局を含むFNS系列の九州7局で放送する。唯役を演じた女優松下由樹さん(52)が12日、同市で記者会見し「女医の先駆けとしてその使命に一生をささげた生き方に触れてほしい」と語った。

 唯は旧牛深村に生まれ、熊本薬学校(現熊本大薬学部)を卒業後、上京して医学校に入り医師の資格を得て私立伝染病研究所で北里柴三郎らに学んだ。専門は眼科で32歳のとき、猛勉強の末、留学したドイツの大学で医学博士を取得。結婚後、中国で総合病院を設立するなどし、1936年に63歳の生涯を閉じた。

 ドラマは、TKUの「郷土の偉人シリーズ」の第28作。天草市を主舞台に地元住民もエキストラとして出演。新型コロナウイルスの感染が広がる中、制約を受けながらの撮影となった。

 「こうした時期に歴史に埋もれていた唯を演じることに大事な意味を感じた。今、第一線で懸命に働く医療従事者に感謝している」と松下さん。番組は17日午後4時5分から放送される。 (前田英男)

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