分け前巡る監禁で発覚、給付金詐欺容疑で少年ら4人逮捕 福岡県警

西日本新聞 夕刊 山口 新太郎 田中 早紀 長松院 ゆりか

 新型コロナウイルス対策の国の持続化給付金をだまし取ったとして、福岡県警は14日、詐欺の疑いで、建設会社(福岡市)の実質的経営者の40代の男や少年ら4人を逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。男らは、少なくとも数十件の不正受給を繰り返した疑いがあるという。給付金の取り分を巡ってトラブルになり、少年が監禁事件を起こしたことで発覚した。

 捜査関係者などによると、男らは昨年夏ごろ、10~20代の知人らに「コロナの給付金がもらえる」と不正申請を持ち掛けた。受給した給付金100万円のうち、申請者の取り分は40万円ほどで、残りを手数料などとして受け取っていた。別の知人を紹介した申請者には、紹介料を渡していたという。男が指示役、少年が勧誘役で、他に申請手続き役がいるとみられる。

 西日本新聞の取材に対し、少年に声を掛けられて不正受給した男性は「免許証のコピーなどを渡せば手続きは全部やってくれた。自分が知っているだけで、10人以上が不正申請した」と証言した。

 発覚のきっかけになった監禁事件は昨年7月中旬に発生。勧誘した知人男性が100万円全額を持ち去ろうとしたことに立腹した少年が、男性を車に監禁して分け前の支払いを迫ったという。

 男性から連絡を受けた親族が県警に通報。少年は駆け付けた警察官に監禁容疑で逮捕され、少年院に送致された。県警は、この事件の捜査の過程で、男らが持続化給付金の不正申請を繰り返した疑いがあることを把握し、捜査していた。

 持続化給付金を巡っては、県警はこれまでに、詐欺容疑で他の2グループの計9人を逮捕している。(山口新太郎、田中早紀、長松院ゆりか)

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