熊本県の宿泊施設、コロナ損失1千億円 GoTo停止で「壊滅」「休業」

西日本新聞 古川 努

 熊本県は14日、新型コロナウイルスの流行が始まった昨年3月以降、同県内の宿泊施設の経済損失額が1千億円を超えたとする推計を公表した。政府の観光支援事業「Go To トラベル」が一時停止された1月の予約状況は、前年同月比約7割減と激しく落ち込む見込み。感染「第3波」の猛威にさらされた宿泊施設からは「壊滅的な状況」と悲鳴が上がっている。

 県観光企画課は、県内主要39宿泊施設を対象に、新型コロナの影響を継続的に調査している。昨年3月から今年1月の宿泊客数は前年同期比で59%減り、経済損失額は1001億円を超える見通しという。

 宿泊客の減少幅が大きかったのは、全国に初の緊急事態宣言が出された昨年4月の88%減と同5月の96%減。宣言解除後は緩やかに回復傾向に向かい、「Go To トラベル」効果や2016年の熊本地震で被災した国道57号の開通もあり、同10月は29%減、同11月は24%減と持ち直し始めたところだった。

 宿泊施設からは「GoToが再開されなければ壊滅的」「忘年会もゼロ」との声が上がり、「GoTo停止中は休業する」という施設も。同課は「コロナ流行中は旅行マインドも上向かない。終息を願うしかない」としている。 (古川努)

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