「食事が偏っています」トイレが健康アドバイス TOTO、AI活用し開発へ

 尿や大便は毎日の健康を測るバロメーター-。TOTO(北九州市)は、日々の排せつ物から得られるデータを分析し、健康改善策を提案する「ウェルネストイレ」の開発に乗り出した。便座にセンサーを取り付け、肌との接触面から得られる血流の変化などの情報も判断材料とする。AI(人工知能)の技術がある海外のスタートアップ企業や研究機関などと提携し、数年以内の製品化を目指す。

 トイレを使うたびに、排せつされた尿や大便のにおいなどに基づき、AIが心身の状態を判断。「食事が偏っているようです」「アボカドサラダをお薦めします」などといったアドバイスを、スマートフォンの専用アプリに送信する。

 これまでも体重や血圧を測定できるトイレ製品があったが、データを解析して具体的な助言を行う製品は同社初となるという。

 同社はウェルネストイレのコンセプトを、15日に閉幕した米家電IT見本市「CES」に出展。新型コロナウイルスの世界的流行で初のオンライン開催となったが、コロナ禍における健康意識の高まりもあり、米国などで例年以上に大きな反響を受けているという。

 同社は昨年4月に「デジタルイノベーション推進本部」を立ち上げ、デジタル技術を組み合わせた製品開発を加速している。中村良次本部長は「ウェルネストイレのターゲットは、全世界の一般住宅。コロナ禍で在宅時間が増える中、より快適で文化的な生活が送れるよう後押ししていきたい」としている。

(向井大豪)

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