「城島酒蔵びらき」人気ゆえの中止 ”密”回避の代替イベント検討中

 2月13、14日に予定されていた福岡県久留米市城島町、三潴町の8酒蔵の新酒を味わう「城島酒蔵びらき」の中止を、久留米市が18日発表した。新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言を受けた措置だが、市の一大イベントの中止に関係者の落胆は大きい。それでも有志の酒蔵は、用意していた限定酒などを販売するために、“密”を避けた代替イベントを検討している。

 久留米市は多くの酒蔵が集まる国内有数の酒どころ。酒蔵びらきは1995年、旧城島町内の4軒の酒蔵が始め、近隣自治体からの参加も増えた。現在は、城島町の町民の森をメイン会場に、各銘柄の飲み比べや角打ちコーナーを設置。各酒蔵でも限定品の試飲など独自企画を打ち出しており、手頃な価格で多くの新酒を楽しめるスタイルに県内外からファンが集まる。来場者は開始当初の2千人ほどから、昨年は2日間で約10万人にまで増えた。

 今年で27回目だが、中止は初めてだ。実行委員長の上野賢二さんは「人数制限をして密を避けるなど、知恵を出し合ってやる方向で考えていた。苦渋の決断だった」と悔しそう。

 酒蔵は、イベントのために仕込んだ生酒や、限定酒を抱えており、酒蔵の一つは「飲食店も時短営業しており厳しい状況。なんとか販売したい」。有志を募り、ドライブスルー形式での販売を検討している。(平峰麻由)

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