北九州まだまだ「治安悪い」 イメージUPへ道半ば あな特アンケート

 西日本新聞「あなたの特命取材班」は、北九州市議選(22日告示、31日投開票)を前に、無料通信アプリLINE(ライン)でつながる県内の「あな特通信員」に対して「北九州」に関するアンケートを行った。「北九州」と聞いて、「暴力団のまち」と思い浮かべる人が約半数に上り、治安は「やや悪い」「とても悪い」とのイメージを持っている人が半数に達した。

 市は公害を克服した「環境都市」やロケ誘致を進める「映画のまち」をアピールし、負のイメージの払拭(ふっしょく)に努めるが、アンケートは道半ばの結果となった。

 アンケートは昨年12月25~28日に行い、県内の通信員526人が回答。このうち、北九州市民は約2割の125人だった。

 「北九州と聞いて何を思い浮かべるか」との問い(複数回答可)で、最多は「工業都市」で61%の321人。次いで「暴力団のまち」が53%の280人で、「鉄のまち」(246人)、「成人式」(200人)と続いた。

 2019年の人口10万人当たりの刑法犯認知件数は、全国に20ある政令市の中で11番目。特定危険指定暴力団工藤会の象徴だった本部事務所は昨年2月に完全撤去されたが、同市の治安のイメージは「やや悪い」が182人と約3分の1を占め、「とても悪い」も81人いた。「とても良い」「まあまあ良い」は計87人で、「普通」が164人だった。

 門司港レトロ地区やカルスト台地の平尾台などの観光名所があり、19年は延べ約2421万人(市観光動態調査)の観光客が訪れた。「観光地として魅力的か」との質問には、「そう思う」など肯定的な回答が約4割で、約6割は否定的だった。「門司や若松のレトロな街並みはよそにはない風情がある」「夜景スポットが多い」と評価する声があった一方、「スペースワールドがなくなってしまった」「目玉がない」といった意見も寄せられた。

 市内の観光スポット、市の施策、キャッチフレーズ、プロスポーツチームなど北九州に関する18項目について知っているものを聞いたところ、「門司港レトロ地区」が最多で95%。Jリーグの「ギラヴァンツ北九州」が61%、「響灘の風力発電」は40%だった。

 一方で、市が力を入れる政策の「SDGs(持続可能な開発目標)未来都市」は13%、民間の子育て支援ランキングで9年連続政令市トップの「子育てしやすい街」は17%にとどまった。 (白波宏野、壇知里)

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