新人相次ぎ名乗り、女性が最多5人の選挙区も 北九州市議選

北九州市議選2021の構図(上)

 北九州市議選(31日投開票)の告示が22日に迫っている。定数57に対し、4年前の前回市議選を1人上回る81人(現職52人、元職3人、新人26人)が立候補の準備を進めており、全7選挙区で選挙戦となる見通しだ。各区の構図や情勢を、2回に分けて紹介する。(敬称略)

門司区

 定数6に現職5人と元職1人、新人5人の計11人が立候補を目指す。前回、前々回と少数激戦が続いたが、今回は新人が相次いで名乗りを上げている。

 自民は現職2人を公認。ベテラン中島は支持層を手堅くまとめ、日野は幅広く企業・団体の推薦を受ける。ともに門司港地区を地盤とし、自民会派分裂による票の食い合いも生じている。

 市議会第3会派のハートフル北九州からは2人が出馬する。立憲民主の新人小宮は引退する福島司の後継。県教職員組合の支援を受け、つじ立ちを重ねる。前回民進から出馬した奥村は今回無所属で出馬し、地盤の新門司で足場を固める。

 初当選から3回連続トップ当選の公明渡辺は支持母体の組織票を固める。

 共産の高橋は党支持層に加え、女性への支持拡大にも努める。

 前回苦杯をなめた維新元職の八木は無党派層の支持拡大に懸命だ。

 無所属新人は4人。元市職員の岩瀬は地域活性化、元会社員の岩永は教育の充実などを主張。塾経営の熊沢は「持続可能な開発目標(SDGs)」の普及を掲げ、元介護施設長の中村は福祉の充実を訴える。

小倉北区

 定数11に、前回より1人多い18人が立候補予定。固い組織票を持つ現職11人、元職1人に対し、新人6人は知名度向上に奔走。都心部の同選挙区は浮動票が多く、混戦模様の様相を呈している。

 自民は現職5人を公認。奥村は「女性の視点を政策に生かす」と主張。前回市議選で落選し、2019年の補選で返り咲いた木村は企業、団体への支持拡大を急ぐ。佐藤茂は足立地区を中心に地盤を固め、前回無所属の佐藤栄は保守層への浸透を図る。吉田は公約や実績をまとめた冊子を企業などに配布し、3選へとアピールする。

 ハートフル北九州からは現職2人が出馬予定。世良は立憲民主から8選を目指し、労組票をとりまとめる。無所属の中村は「コロナ禍の今こそ医療現場の声を市政に」と訴える。

 前回議席を一つ増やした公明。3選を目指す木畑と松岡、再選を狙う冨士川が支持母体を引き締める。

 共産は2人を擁立。再選を目指す出口が紫川西側、19年の県議選出馬のため任期途中で辞職した元職大石正が東側で支持拡大を図る。

 維新は新人でリポーターの篠原を擁立。議員報酬カットを訴える。

 無所属新人は5人。元高校教諭の大石仁は教え子と街頭を精力的に回る。飲食店経営の太田は「地産地消の推進やものづくり活性化」を主張。税理士の斉藤は補選を含め市議選3度目の挑戦。音楽スタジオ経営の下川は「市民と行政、議会との距離を縮めたい」と訴える。PTA役員を歴任した野瀬は公約の動画発信に取り組む。

小倉南区

 八幡西区に次ぎ人口が多く、定数12に現職10人、新人5人が立候補の見通し。中でも女性の立候補予定者は5人と7選挙区の中で最も多い。

 自民は現職5人を公認する。それぞれ地盤が異なり、会派団長で10期を数えるベテランの片山が貫地区、議長経験者で6選を目指す井上は守恒地区、漁協票を手堅くまとめる渡辺均は曽根地区、農業団体や福祉分野の支援が厚い西田が三谷地区で、支持層を引き締める。前回無所属の吉村は全域をくまなく回り、保守票の獲得に努める。

 ハートフル北九州からは現職と新人の計3人。前回社民の森本は今回、立憲民主から出馬。地元の湯川地区を中心に支持を固め、6選を目指す。立民の新人森は、19年に死去した森浩明市議の妻。北九州青年会議所幹部を務めた夫の支持者の後押しを受けつつ、労組票の取り込みも図る。

 旧民主の県議を2期8年務めた泉は無所属で立候補を目指す。徳力地区を中心に、実績をアピールしながら支持拡大を図る。

 公明は前回3に増やした議席維持が最重要課題。6選を目指す木下、再選を狙う金子と渡辺修が支持母体の票固めを進める。

 共産は2人を擁立。女性市議最年長の藤沢は6選を目指す。新人宇土は19年の市議補選(小倉北選挙区)で落選し、今回は小倉南選挙区から出馬する。

 維新は、前回戸畑選挙区で落選した新人有田を擁立。2児の母として子育てしやすい街づくりを訴える。

 無所属新人の野田はネット動画などを駆使し、知名度アップを図る。

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