冬越し(3) 成虫で春待つチョウ

 チョウは種類によっていろいろな形態で冬越しをしています。たとえばミドリシジミは卵の状態で枝に付いたまま、ゴマダラチョウは幼虫の状態で落ち葉の下で、アゲハチョウはサナギの状態で木にとまって、そしてこの2枚の写真のチョウのように成虫のままで、寒い風をよけて草やぶの中でじっと暖かい春がくるのを待っているものもいます。

 チョウたちがどんなところで冬越しをしているのか、その様子を見たくて、毎年冬になると冬枯れの野山を探して歩くのですが、自分の目で見つけることができたのは、3年間でわずか1匹、10年以上でもこの写真のものを含めてまだ10匹も見つけられないままでいます。

 (くりばやし・さとし)

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