三井高スイーツ部、料理の全国選手権に出場へ 地元農家ら招き試食会
三井高(福岡県小郡市)のスイーツ部が「全国高校生料理選手権」本選への出場を決めた。全国24校が参加した書類審査を経て、本選出場8校に選ばれた。部員は今月6日、いつも食材を提供してくれる地元農家やJAみい職員を招き、本選に出す料理の試食会を催した。
本選は2月6日に北海道である予定だったが、新型コロナウイルスの緊急事態宣言を受け、オンラインでの審査に変更された。
選手権では各校が、地元食材を使った料理の腕前などを競う。スイーツ部は昨夏からメニューを開発。筑後産フルーツのソースをかけたチキンソテーを主菜に、糸島産かき、小郡産コマツナのキッシュ、ゴボウのポタージュ、野菜サラダを完成させた。
生徒たちはメニューを「コウノトリが運ぶ幸せを感じる一汁三菜」と名付けた。小郡市にはコウノトリが飛来する。幸福や赤ちゃんを運んでくるとされる鳥にちなみ、小郡の農作物の恵みも表現した。
試食会に参加した農家の男性は「野菜の風味が強く残り、素材の味を生かせている」と目を細めた。
副部長の中垣めぐみさん(16)は「うまくできたけど改善点も見つかった」。部長の堀智衣さん(15)は「本選で良い成績を残して小郡市をPRしたい」と力を込めた。
(内田完爾)