筑前町に手土産専門店オープン 農産物直売所内、30事業者が出品

 福岡県筑前町内で作られている加工品など、手土産にぴったりの品々を集めたショップが、同町の農産物直売所「ファーマーズマーケットみなみの里」の敷地内にオープンした。元々は直売所を訪れた団体客向けの食事スペースとして使用していたが、新型コロナウイルスの影響で団体客が激減。事実上閉鎖されていたところ、新たな活用策として「手土産」をテーマにした売り場に衣替えし、再出発を果たした。

 「みなみの里 手みやげやさん」と名付けられたショップには、町内の約30の生産者や事業者が自慢の商品を出品。キャベツの生産農家が作った冷凍スープ、古民家レストランで人気のハンバーグを真空パックした商品、町内で飼育されている南米チリ原産のニワトリ「アローカナ」の青い卵、旬の果物を使った「カットフルーツ」など、計約70種類を取り扱う。

 ショップの担当者は「いろんな店を回らず、買いそろえることができるのが売りです」と特長をアピール。「大切な人への贈り物や自分へのご褒美として手に取ってほしい」と話す。

 町内産の七草と特産黒大豆「クロダマル」を使ったパスタ用ソース「七草ジェノベーゼ」は、生産農家ら女性5人がオープンに合わせて考案した新商品。1月7日の「人日(じんじつ)」を過ぎても七草を味わってもらおうと、バジルの葉と松の実などを使ったイタリア料理のソースをヒントにした。七草の一つであるスズナ(カブ)を長時間煮込みペースト状にしているため、苦みの中に甘みもあるという。

 七草を生産する「久保山農園」の久保山寛美さん(41)は「蒸し野菜に付けてもおいしい。七草になじみのない若い世代にも気軽に味わってもらいたい」と話す。30グラム入り税込み200円。数量限定販売。

 営業時間は午前9時~午後4時。毎月第3水曜日定休。直売所の福丸未央副館長は「農業だけでなく、商業や地域の振興拠点となる施設にしたい。商品をきっかけに、町内の飲食店などに足を運ぶきっかけにつながれば」と期待を寄せる。みなみの里=0946(42)8115。

 (横山太郎)

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