被災前の天ケ瀬写真DVDに 「復興の後押しに」 市民グループ制作

 昨年7月の記録的豪雨で被災した大分県日田市の天ケ瀬温泉街の旅館組合(14施設)に、被災前の町内の写真をスライドショー形式でまとめたDVD「あまグラフィー」が贈られた。復興を目指す住民を思い出の写真で勇気づけたいと、地元の市民グループが企画。同組合は、温泉街にある宿泊施設のロビーなどでの上映を検討している。

 市特産の日田げたを履いて踊る「日田もりあ下駄い」(渡辺陽香代表)が企画した。会員制交流サイト(SNS)で「思い出写真」を募集。集まった計425枚を編集した。

 露天風呂を楽しむ家族連れ、玖珠川にかかる美しいつり橋、温泉街の夜景、にぎやかなお祭り…。16日にDVD5枚を受け取った天ケ瀬温泉旅館組合の阿部信明組合長(61)は「懐かしい写真ばかり。温泉街の復興を願う人がいることが何よりうれしい」と感謝した。

 制作した「日田もりあ下駄い」は初舞台が温泉街でのイベントだったといい、渡辺代表は「思い出がいっぱい。復興に向けて頑張る皆さんを後押しできれば」と話した。

 天ケ瀬温泉街には16日、「天ケ瀬温泉未来創造プロジェクト」(あまみら)が運営する交流スペース「あまみらカフェ」がオープン。火曜と土曜の午後1時~同4時に営業する。あまみらの近藤真平代表(32)は「被災後に、温泉街を離れた人が気軽に立ち寄れる拠点にしていきたい」と意気込んでいた。 (中山雄介)

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