過去最多33人感染、県に緊張感 中津の会食などクラスター2カ所

 大分県は21日、新たに33人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。別府市の新別府病院と中津市での親族の会食でクラスター(感染者集団)が発生したのが大きな理由で、1日の発表数としては過去最多。県は緊急会見を開いて「今後、接触者の調査を進めるため、感染者が増えることが予想される」と説明。感染拡大が徐々に現実化し、緊張感を漂わせた。

 感染者を自治体ごとに見ると、中津市10人▽大分市8人▽別府市6人▽日田市3人▽国東市と杵築市が各2人▽豊後大野市と日出町が各1人。

 新別府病院では、新たに入院患者7人と看護師2人の計9人の感染を確認。20日、別の看護師1人の陽性が判明しており、同じ病棟の入院患者や医療スタッフ83人のPCR検査を進めていた。今後、他の病棟のスタッフ412人にも検査を行う。

 中津市でクラスターが発生した会食は、10日に市内に住む親族16人が集まって民家で実施。20日に4人の感染が分かり、残り12人の検査を進めた結果、10人の陽性が判明した。会食時点で体調不良者はおらず、手指消毒や換気などの対策も行っていたという。

 すでにクラスター認定されている「サンライズ酒井病院」(日出町)の入院患者=杵築市=と看護師=日出町=の計2人も感染し、同病院の感染者は計19人になった。

 県外への帰省後に発症した日田市の20代男性教職員など5人に肺炎などの症状があり、中等症となっている。

 県は「新型コロナは発症2日前から他の人に感染させる」とあらためて説明。同居家族以外との会食は少人数、短時間で行うことやマスク着用などを呼び掛けた。

 21日発表時点で県内の重症者は3人、累計死亡者数は12人。直近1週間の経路不明者割合は28・2%、病床利用率は24・5%となっている。 (井中恵仁)

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