マルショク行橋店閉店へ 6月末 住民ら存続求め署名活動開始

 福岡県行橋市大橋3丁目のアーケード街「えびす通り」にあるスーパー「マルショク行橋店」が6月末で閉店する方針であることが分かった。中心街で唯一残る食品スーパーが閉店すると「車を使えない高齢者は買い物難民になる」と地元住民らは心配しており、区長会などを中心に存続を求める署名活動を始めた。

 えびす通りはJR行橋駅東側に広がる中心商店街の一つ。一帯はかつて市内で最も栄えた地域で、マルショクは1958年に開店し、中核店の一つとして集客を支えてきた。

 だが大規模小売店舗法(大店法)による規制が緩和された90年代から郊外型大型店が相次ぎ出店。99年には行橋駅が高架化されて駅西側の再開発が進み、駅東側は空洞化。同年に「相互」、2002年に「寿屋」、19年には「ゆめマート」も閉店し、中心街のスーパーはマルショクだけになった。

 経営するサンリブ(小倉南区)によると、行橋店は売り場面積931平方メートル、従業員17人(昨年末現在)。閉店方針については「現時点でのコメントは差し控える」という。関係者によると、同店は経営不振が続いており、閉店方針は昨年11月末に地元商店街代表らに伝えられたという。

 このため地元では存続を求める署名活動を展開。区長会長や商工会議所会頭らの連名による要望書を添え、来月にもサンリブに提出する予定だ。地元の新美夜古商店街振興組合の大水健二理事長は「近くに新しい図書館施設が昨年完成し、駅前通りの拡幅事業も進行中。人通りが戻る期待がある。せめてそれまで、何らかの形で日々の食品を買える場を残してもらえないか、お願いしたい」と話している。

 豊前市のマルショク豊前店は今月31日の閉店が決まっている。 (石黒雅史)

福岡県の天気予報

PR

福岡 アクセスランキング

PR