受験当日 胸が苦しかったわけは

 30年近くたってもあの時のドキドキを覚えている。高校受験の当日、朝から気が重かった。試験会場で階段を一段上がるたびに一息つくほど。問題を解く間もずっと胸が苦しい。初めての経験に「これが本当の緊張か」と妙に納得した▼受験シーズンを迎えた。新聞紙面に載った大学入学共通テストの日本史や英語を解いてみると、単なる暗記では対応しづらそうな問いが並ぶ。従来より思考力や判断力を問うとは聞いていたが、かなりの変化に驚いた▼本番に緊張はつきもの。コロナ厳戒態勢下での初実施に不安もあろう。がんばれ受験生。当時の私は帰宅しても胸の苦しさが治まらず、病院に行った。「気胸(ききょう)です」。肺に穴が開き、体内に空気が漏れ出る病気と言われた。とんだ勘違いに今でも笑ってしまう。 (一瀬圭司)

関連記事

福岡県の天気予報

PR

福岡 アクセスランキング

PR