山鹿市長選24日告示 3人立候補へ

市議選は21人が出馬の動き

 任期満了に伴う熊本県山鹿市長選と同市議選が24日、告示される。現職の中嶋憲正氏(70)が今期限りの引退を表明した市長選には、新人3人が名乗りを上げた。中嶋氏は旧1市4町合併後の初代市長として4期16年、新市づくりに取り組んできた。有権者は新たなかじ取り役を誰に託すのか。選挙を前に市の課題を追った。

 「合併時に計画された社会資本は着実に整備されてきた」。山鹿市の木下実総務部長は鹿北、菊鹿、鹿本、鹿央の旧4町と旧山鹿市の合併で誕生した新市16年の歩みを、こう総括する。

 市は、合併自治体の事業費の負担を減らす合併特例債など、国の優遇制度を活用しながら大型事業を進めてきた。最も大きな事業は小学校再編。旧町ごとに3~4校あった小学校を各1校に統合するのに伴い、校舎の新築・改修を進めた。

 ほかにも、新庁舎建設をはじめ、公営温泉施設「さくら湯」の建て替え、官民共同施設「菊鹿ワイナリー」の開業などで基幹産業の観光と農業にてこ入れした。

 しかし、人口は5万800人(昨年12月末)と周辺部を中心に合併時から約9千人減少し、高齢化率は37%と9ポイント上昇。高齢化に伴う社会保障費や新設施設の維持管理費が膨らみ、財政の硬直度を示す経常収支比率は19年度に99・8%と県内14市中13位に悪化した。

 貯金に当たる19年度の基金残高は147億1900万円と余力があるものの、新市長には今後も進む人口減少と高齢化を見据えたまちづくりの手腕が問われそうだ。 (宮上良二)

   ☆    ☆

 市長選にはいずれも無所属新人で、市議会議長の永田健氏(51)、元県議の早田順一氏(54)、高齢者施設代表の古家茂臣氏(66)が立候補を表明。定数20の市議選には現職9人、新人12人の計21人が立候補の動きを見せている。

 立候補の届け出はいずれも24日午前8時半~午後5時、市役所で受け付ける。投票は31日午前7時~午後7時、市内25カ所で行われ、午後8時半から市総合体育館で開票される。

 有権者数は4万3283人(昨年12月1日現在、市選挙管理委員会調べ)。

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