「はばたく中小企業」で飯塚市の2社が受賞

 中小企業庁が独自のアイデアで事業を進め、多様な人材活用を進めている企業を選ぶ2020年の「はばたく中小企業・小規模事業者300社」に、福岡県飯塚市から広告会社「NOTE」(新飯塚)と電機、機械の製造会社「アイテックシステム」(横田)が選ばれた。両社に事業内容や受賞への思いを聞いた。 (中川次郎)

フリーペーパーHen発行

 筑豊地区で5万5千部を発行しているフリーペーパー「Hen」。発行する広告会社「NOTE」によると、名前は「変化」が由来。地域情報を敏感にキャッチし、内容はニーズや季節に合わせて変えている。コロナ禍では持ち帰りサービスを提供している飲食店の特集に取り組んだ。

 「筑豊に変化を起こしたい」と、桑野健太郎社長(36)が22歳の時にフリーペーパー事業を始め、2008年にNOTEを設立。当時は広告がほとんど取れなかったが、何度も足を運ぶことで、依頼主も増え、運営が軌道に乗った。桑野社長は「厳しい時に応援してくれた人がいるから、今がある。感謝の気持ちは絶対に忘れない」と、新型コロナの影響が直撃した飲食店を応援するために、昨年4月から広告料を無料にした。

 従業員は約20人で半数以上が女性。働き方改革を推進し、産休・育児や時短勤務も積極的に活用し、子育て中でマネジャー職を務める女性もいる。従業員のアイデアを重視し、入社1年目でも企画立案など最前線に立てるという。

 行政とコラボしながら、地域ブランドの開発や観光事業などを進め、地域活性化にも取り組んでいる。桑野社長は「地域の潤滑油的な役割を果たしたい。受賞を糧に、地域経済に少しでも協力していきたい」と力を込めた。

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