檀家に呼びかけ空き瓶回収 エヌビズが助言 飯塚・正法寺

 コロナ禍の影響で空き瓶回収の量が減少する中、福岡県飯塚市の正法寺(原口性亮(しょうりょう)住職、愛称・こがえる寺)が檀家(だんか)に呼びかけて集めるユニークな空き瓶回収が始まった。新しい回収方法を提案した直方市の税理士・回収業、福島敏之さん(51)は、お礼に1本当たり、10円を同寺に寄付する。

 福島さんの祖父は戦後、空き瓶回収を始め、父も手伝った。福島さんも税理士業の傍ら、空き瓶回収業「ふくしま商店」を営んでいる。地域の高齢化が進んで近年は自治会単位の廃品回収が減っていることに加え、コロナ禍で酒屋からの回収量も減っているという。

 そこで、福島さんが2019年9月、税理士事務所立ち上げ時に協力してもらった「直鞍ビジネス支援センターN-biz(エヌビズ)」(直方市)に相談したところ、新たな回収方法のアドバイスを受けた。

 協力者を探していたところ、福島さんと交流があった正法寺の原口住職が「うちで良ければ」と応じ、20日から回収が始まった。寄付金は、正法寺がコロナ禍で厳しい状況にある医療従事者支援を行う予定で、その費用の一部に充てる。

 福島さんは「正法寺やエヌビズの協力で新しい形の空き瓶回収となった。社会貢献として続ける」と話している。

 回収は一升瓶とビール瓶で、毎月20日午前10時から1時間。檀家や地域住民以外からも受け付ける。(中川次郎)

福岡県の天気予報

PR

福岡 アクセスランキング

PR