福岡市でオンライン土曜授業 市立小、初の一斉実施

 離島を除く全ての福岡市立小学校141校で23日、オンラインによる土曜授業があった。児童約8万人が学校から持ち帰ったタブレット端末を使い、自宅からビデオ会議アプリで授業を受けた。

 オンライン授業の小学校での一斉実施は市内初。市教育委員会によると、新型コロナウイルスの感染拡大で休校や学級閉鎖になった際にスムーズに実施できるよう、試験的な側面もあるという。

 東区の東箱崎小(井上直美校長、児童334人)では、担任教諭たちが空っぽの教室で端末に向かって授業を行った。画面には自室などでマスクを外した子どもたちの顔がずらり。6年1組の国語では、担任が事前に配布した漢字の問題を解くよう指示すると、それぞれ画面の前で鉛筆を握った。答え合わせでは、発表をする児童のみがマイクをオンに。他の児童たちは声の代わりに大きく何度もうなずくなどして意思表示をしていた。

 授業を終えた女子児童は「思ったことを伝えにくかったけど、土曜日も友だちと会えてうれしかった」と笑顔。男子児童は「(対面を避けて)コロナにならないのはいいと思う。でも学校での授業のほうがみんなと話せて楽しい」と感想を話していた。

 端末は昨年、全ての市立小中高校と特別支援学校に1人1台分の配備が完了し、教室内での活用が始まっている。オンライン授業は市立中学校で昨年12月12日に一斉実施。コロナで学級閉鎖になったクラスのほか、不登校、コロナによる登校不安を抱える児童生徒も利用している。

 (横田理美)

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