6キロ先より隣町に 避難場所選択し命守る 日田市が自治会に感謝状

 大分県日田市は、昨年7月の記録的豪雨の際に住民の避難場所の選択で功績があった赤岩自治会杉河内班と、同年4月の公民館のぼやで初期消火に尽力した浜田尚樹さん(44)=同市淡窓1丁目=に感謝状を贈った。

 28世帯が暮らす杉河内地区の市指定避難所は約6キロ離れた場所にあり、住民たちは約500メートルと近い玖珠町の杉河内小(休校中)を一時避難所として要望。昨年6月初旬に災害時の利用を玖珠町と交渉し、了解を得たという。同月25日に開いた集会で住民に周知し、2週間後の7月7日深夜からの豪雨で同校に一斉に避難した。その直後に地区内で土砂崩れが発生して全半壊する家屋もあったが、人命は守られた。

 浜田さんは昨年4月17日朝、車に同乗していた小学4年の長女が咸宜(かんぎ)公民館のぬれ縁から火が出ているのに気付くと、すぐに駆け寄り、水を掛けて消火に当たった。たばこの火の不始末が原因とみられ、対応が遅ければ燃え広がった可能性があったという。

 市役所で21日、原田啓介市長が杉河内班の平野一義班長(68)と浜田さんに贈呈。平野さんは「直前に住民に避難場所を周知したのが良かった」と振り返った。浜田さんは「自分は見えなかった火に、娘が気付いたおかげです」と話した。 (吉田賢治)

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