伝統のおきあげ人形40体 日田・西有田公民館で展示

 江戸期から筑後川沿いの各地に伝わる「おきあげ人形」を並べたロビー展が、大分県日田市の西有田公民館で開かれている。近くの川津三郎さん(77)、裕子さん(74)夫妻が所蔵する市指定有形文化財の人形を含む計40体や、下絵などの制作道具を展示。物語仕立てで、躍動感ある色鮮やかな人形を楽しむことができる。2月12日まで(土、日曜祝日は休館)。

 おきあげ人形は、下絵を基にパーツごとに厚紙を切り抜き、生地を巻いて作る。綿を詰めて厚みを出し、「忠臣蔵」や「太閤記」といった歌舞伎や人形浄瑠璃などの一場面を題材にした動きのある姿が特徴。日田市では、裕子さんら「おきあげ研究会」の女性8人が今も制作している。

 「庶民のおひな様とも言われる人形だが、完成度の高い伝統品の味わいを見てほしい」と川津さん。2月15日からの「天領日田おひなまつり」に合わせ、川津さんの自宅(同市有田町)では所蔵品約150体を展示し、一般に無料公開する。個人のみで要予約。

 (吉田賢治)

関連記事

大分県の天気予報

PR

大分 アクセスランキング

PR