体育館に使える大分の「重ね材」強度クリア スギヒノキ貼り合わせ 

 大分県農林水産研究指導センター林業研究部(大分県日田市)は、非住宅建築物への活用が期待される建築資材「接着重ね材」の強度試験で、規格基準を満たす試験結果を得た。今後、改良試験を重ね、早期の実用化を目指す。

 接着重ね材はスギやヒノキなどを接着剤で貼り合わせた建築資材で、はりなどに使われる。専用設備がなくても製造できる。

 県は、県産材の利用促進のため、体育館や公民館など非住宅建築の木造化を推進している。広い空間を少ない柱で支える非住宅建築では現在集成材が主流だが、県内には非住宅建築に活用できる集成材の製造工場はないという。

 2019年、接着重ね材の日本農林規格(JAS)が制定されたこともあり、県産材を活用できる重ね材の研究開発を進めている。

 試験は21日に実施。製材されたスギ5本を使った重ね材(幅13センチ、高さ75センチ、長さ8メートル)を、プレス機で加重を掛け、規格基準の約22トンを超えて25トンまで耐えた。担当者は「体育館や公民館に利用できる水準。今後はたわみにくい重ね材も開発したい」などと話した。

 (鬼塚淳乃介)

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