オンラインで天ケ瀬ツアー APU学生復興支援 豪雨被災の復旧現場配信

 昨年7月の記録的豪雨で被災した大分県日田市天瀬町の天ケ瀬温泉街の復興に向け、立命館アジア太平洋大(APU、別府市)の学生が24、25日、オンラインツアーを行った。観光スポットや復興状況などを会員制交流サイト(SNS)で配信。居ながらにして天ケ瀬の魅力を楽しめ、いずれ足を運んでもらう狙いだ。

 ツアーを企画、実施したのはAPU4年生3人の団体。これまで観光施策の提案やイベントの手伝いなど温泉街の復興に取り組んできた。知名度アップも復興に欠かせないと感じ、新型コロナウイルス感染拡大も考慮した。

 学生は両日、温泉街に入り、桜滝や川沿いの露天風呂「川湯」など観光スポットや解体作業中の民家、河川改修のための測量などをSNSやビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」で配信。温泉街で復興支援活動を続ける三宅天真さん(25)もガイド役として温泉街を紹介。温泉街の人たちにも「天ケ瀬の魅力はなんですか」などと尋ねた。

 ツアー終了後は交流会を開き、全国からズームで参加した人からは「川湯に女性はどうやって入るの」「湯温はどうして下がったの」という質問が寄せられた。2年前まで県内に住んでいた鈴木留美子さん(59)=静岡県=は「聞いたことはあったが、私には地味な存在だった。滝や絶景の風呂はよさそうで行ってみたい」と笑顔で話した。

 代表の神薗瑞姫さん(22)は「配信中も地域の人が優しく接してくれて、都会とは違う天ケ瀬の魅力を改めて感じることができた」と振り返る。団体の活動は卒業前の今月まで。神薗さんは「今後も天ケ瀬を発信し、後輩が続けてくれるようになればうれしい」と話した。

 (鬼塚淳乃介)

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