ボタ山カレー手掛ける「一番食品」地域未来牽引企業に

 経済産業省が地域経済の中心的な担い手となりうる企業や団体を選ぶ、本年度の「地域未来牽引(けんいん)企業」に飯塚市伊川の食品メーカー「一番食品」が選ばれた。

 同制度は2017年度から始まった。全国の自治体や金融機関などから推薦を受けた企業について、同省が経営状況や地元貢献への期待を審査。これまで3683事業者を選定しており、本年度は同社を含む1060事業者が追加された。飯塚市では電子部品メーカー「タカハ機工」に次いで2社目。

 一番食品は1959年に同市で創業。ファミリーレストランや食品メーカー、コンビニなどの依頼に基づき、調味料を中心に年間千件以上の商品開発を行う。同市の新たな特産品を目指している「糸織麺」や、陸上自衛隊飯塚駐屯地(同市津島)の「ボタ山カレー」など、ご当地食品の開発や生産も手掛ける。今回は営業実績や、飯塚国際車いすテニス大会への支援金寄付といった地域貢献活動が評価されたという。

 同社の有吉崇社長は26日、飯塚市役所を訪れ、片峯誠市長に「まちおこしにつながる商品などを全社一丸となって開発した結果だと思う。これからも飯塚を拠点とし、商品を通して地域のPRに貢献したい」と受賞を報告。片峯市長は「今後も地域経済牽引の原動力となる企業としてご活躍いただきたい」と話した。

 片峯市長は、コロナ禍で生活困窮家庭が問題化する中、支援が必要な人に無償で食材を配布する同市のNPO法人「フードバンク飯塚」の取り組みを説明し、同社に協力を求めた。有吉社長は「できることはやりたい」と述べ、今後、レトルト食品などの提供準備を進めるという。 (長美咲)

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