福岡・香春町が学校跡地活用方針 採銅所小は地域施設に

 町内の全小中学校を統合し、義務教育学校「香春思永館」を4月に開校する福岡県香春町は、学校跡地の利活用についての方向性をまとめた。比較的校舎が新しい採銅所小については地域コミュニティー複合施設としてそのまま活用するほか、香春中跡地については、老朽化している田川地区消防署香春分遣所の移転誘致を目指すという。

 香春思永館は、4小学校と2中学校が統合して開校予定で、計750人規模でスタートする。跡地の利活用について町は、2018年度から役場内での議論を始めた。19年度からは、住民参加のワークショップや勉強会も小学校区ごとに計14回開催するなど意見集約を図ってきた。

 具体的には、07年完成の採銅所小校舎については22年度から、地域コミュニティー機能を核とした施設としての運用開始を想定する。災害時の避難所や投票所といった機能も持たせる方針。また香春中跡地は、完成から50年近くになる香春分遣所(1972年竣工)の移転誘致を目指す方針。田川地区消防本部は「今のところ建て替え計画はないが、町と協議していきたい」と話す。

 一方、香春小、中津原小、勾金小については、住民からの要望を踏まえ、民間企業からの提案型公募により活用策を探る方針。町によると、現在、企業からの問い合わせもあるという。町まちづくり課は「住民の意向を最大限尊重したい。企業誘致など複数の選択肢の中から、住民や町にとって最適なものを選んでいきたい」と話した。 (吉川文敬)

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