両親が感染…自宅学習24日間、支援乏しく 中学生「自分だけ取り残されたよう」

 新型コロナウイルスに家族が感染し、自宅待機を強いられた子どもたちは、どんな日々を送っているのだろう。その一端がうかがえる投稿が、福岡県内の中学生(13)から本紙に届いた。両親が相次いで感染して1カ月近く自宅待機が続き、学校から取り残された孤独感があるのだという。「もっとオンライン授業があれば」。願いは切実だ。

 「その日から母、私、弟は濃厚接触者になりました。父の10日間の自宅療養後、私たちが2週間の自宅待機をするので、学校に行けるのは2月からです」

 生徒の父は1月上旬に発熱し、PCR検査で陽性と判定された。保健所の聞き取りでホテル療養を希望したが「空きが出たら」と言われ、希望がかなうことはなかった。

 同居する家族は、父の療養期間が終わってから2週間の自宅待機をしなければならず、通算24日間の在宅生活を余儀なくされた。その間に母も感染。自宅待機が延びないよう、今度はホテル療養にしてもらった。

 「突然、学校に行けない、友だちとも会えない生活になってがっかりしました。勉強の遅れや、2月にある学年末試験のことが心配になりました」。教室とつながる唯一の手段は、自宅待機となった直後に教員が自宅に届けてくれたタブレット端末だった。

 「小学生の弟は算数の授業を教室の同級生と一緒に、オンラインで受けています。毎日ポストに届く課題を解いて放課後にオンラインで答え合わせをしたり、宿題を出されたりしています。休み時間に友だちとおしゃべりもしています」

 一方、生徒自身は毎朝5分ほど担任と話し、1人で机に向かう。「1人での勉強は、教科書や(届けてもらった)ノートのコピーを見ても分からないところがあったり、各教科の先生に質問もできなかったりして困っています。自分だけ取り残されたように感じ、さびしく、退屈です」

 級友たちはいろんな出来事がある日々を過ごしている。でもそこに、自分はいない。生徒は投稿をこう締めくくっている。

 「さまざまな理由で学校に行けない人はいます。通学だけでなく、家でも学べるようにオンライン授業をもっと充実させてほしいです」

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