合格率9・8%、難関の電験三種合格 八女工高3年高司さん快挙

 福岡県筑後市の八女工高3年で広川町日吉の高司(たかじ)翔英さん(18)が、合格率1割以下の国家資格「第三種電気主任技術者試験(電験三種)」に合格した。同校では10年ぶりの快挙。2年生の春から独学で試験対策を続け、2度の挑戦を経て、資格取得に必要な4科目に合格した。

 電気主任技術者は病院や工場などにある事業用電気設備の運用・保安管理をするのに必要な資格。高度で広範囲な専門知識が求められ、大人も含めた本年度の合格率は9・8%だった。

 「高校生活の中で大きなインパクトを残したい」。入学時からそんな志を抱いていた高司さん。1年生の終わりに、電験三種がそれまで学んだ知識の応用で取れる資格だと教員から聞いて挑戦を決めた。2年生の9月に初挑戦し、資格取得に必要な4科目のうち2科目に合格。3年生の9月に残り2科目も合格した。

 勉強はすべて独学で、疑問点は参考書やインターネットを使って調べた。自宅で1日2時間、休日は半日机に向かい、コロナ禍で休校になった昨春はとりわけ集中して勉強した。

 学校では部員1人ながら相撲部として対外試合にも出場した。「一人でも目標に向かって何をすべきか考え、努力してきた。試験の勉強もそれと共通する部分があった」と話す。

 卒業後は地元電力会社への就職が決まっている。幼い頃に見た水力発電所の迫力に魅了され、目指してきた業界だ。「九州で生まれ育ったので地元に貢献したい。災害時など、どんな時も安定して電気を届けていきたい」と意欲を新たにしている。 (丹村智子)

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