巣ごもり需要、日本酒の宅配人気 三潴町の酒蔵

 福岡県久留米市三潴町の酒蔵「杜の蔵」が、1年を通して自宅に季節の酒を届けるサービス「季の幸せ」が、新型コロナウイルス禍の「巣ごもり需要」で人気だ。日本酒関連のイベント中止や飲食店の時短営業で厳しい状況が続く中、「家で日本酒を楽しむ人が増えれば」と期待する。

 森永一弘社長によると、中小規模の酒蔵は、飲食店や酒店への流通が主であるため、飲食店の休業や時短営業は売り上げに大きく影響する。杜の蔵も昨年1年間の出荷量は2割減少、今冬の仕込みは6割に減らしたという。

 さらに酒関連のイベントも軒並み中止になり、日本酒に親しむ機会も激減。しかし、そんな中でも「季の幸せ」の注文は増加傾向にあり、巣ごもり需要の影響だと考えられる。

 2種類の酒米でできた純米吟醸酒(4合瓶)が年4回、2本ずつ自宅に届くサービス。春は新酒をしぼり始め一番を瓶詰めした「荒走り」、秋には火入れして味のまとまる「ひやおろし」など1年を通して同じ酒でも個性が違い、四季折々の味が楽しめる。杜の蔵では「季節ごとに違った顔を見せるのが日本酒の醍醐味。自宅で季節の料理と一緒に楽しんでほしい」と話している。

 (平峰麻由)

関連記事

福岡県の天気予報

PR

福岡 アクセスランキング

PR