患者が暴言、暴行…病院悩ます「ペイハラ」の背景
医療従事者が患者や家族から受ける暴言や暴行が医療現場の課題となっている。「ペイシェント・ハラスメント」(患者側からの嫌がらせ=ペイハラ)と呼ばれ、厚生労働省も本年度から対策に乗り出した。ペイハラは医療従事者を追い込み、ただでさえ新型コロナウイルス対策で疲弊している現場を崩壊させかねない。専門家は患者との信頼関係の構築や、患者側の訴えの中身を見極めた組織的な対応が必要と指摘する。
病棟に貼られたポスターの文字の大きさは危機感の表れだ。暴力、暴言、...