私大入試 前期日程始まる 九産大8学部で1848人受験
九州産業大(福岡市東区)など県内の私立大で1日、一般入試の前期日程が始まった。新型コロナウイルス感染予防の緊急事態下での実施だけに、大学側も入念な対策を実施。門前にはアルコール消毒液を携えた職員が待機し、マスク姿の受験生たちは手指消毒を終えた順に入って行った。
同大は本学のほか九州各県と岡山、愛媛など13会場で入試を行う。「密」を避けるため、受験会場になる教室の数をほぼ倍に増やし、受験生が前後左右で隣接しないようにした。
この日は8学部13学科で計1848人が受験。前期日程の総志願者数は1万5749人で前年より約3%減少。同大は「コロナ警戒なのか、鹿児島や愛媛など離れた県からの受験生が減った。芸術学部など増加した学部もあり、関東、関西圏を避けた受験生の流入も考えられる」と話した。
2日は福岡大、4日は西南学院大(ともに福岡市)などでも一般入試が始まる。
(今井知可子)