世代交代の北九州市議選 無所属新人トップ当選も

 1月31日投開票の北九州市議選は、7区のうち小倉北区と八幡西区で30代の無所属新人がトップ当選を果たした。ともに会員制交流サイト(SNS)をフル活用し、若者を中心に浸透した。自民に強い逆風が吹き、議長経験者ら現職6人が議席を失う中、「世代交代」を強く印象づけた。

 「SNSのライブ配信が最も有効だった」

 八幡西区でトップ当選した元同市職員の井上純子氏(34)は当選から一夜明けた1日、区役所で当選証書を受け取り、選挙戦を振り返った。「ここまで得票できるとは思わなかった」と驚いた様子だった。

 集会は行わず、SNSの投稿や動画配信に注力。3児の母で、育児との両立や3密回避のため街頭演説は少なかったが、活動は逐一動画でSNSに公開した。

 「トークライブ」と称した動画配信では市政課題を語り、寄せられたコメントにその場で回答した。若い人の反応が多く、「政治に関心を持ってもらえた点でも手応えを感じた。市民と政治との懸け橋になりたい」と意気込む。

 小倉北区でトップ当選したのは元高校教諭の大石仁人氏(35)。1日、当選証書を受け取り「自分だけでなく、支えてくれた人の若さ、熱量だと思う」と語った。

 陣営には教え子だった大学生ら若者が結集した。自転車で選挙区内を回り続け、子育てと教育の重視を訴えた。「お金も地盤もない。自分にできることをした」と述べ、コロナ禍は運動の制約とは感じなかったと強調した。

 陣営に「SNS班」をつくり、動画などを投稿。候補者の居場所は衛星利用測位システム(GPS)を使ってリアルタイムで分かるようにした。「(SNSは)むちゃくちゃ効果があった。選挙戦後半は手を振る人が増えた」と語った。 (白波宏野、古瀬哲裕)

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