王会長、大砲候補リチャードに熱視線 「腕を素早く」密着指導

 福岡ソフトバンクの王貞治球団会長が2日、生目の杜運動公園(宮崎市)での春季キャンプで、今年初めてマンツーマンの熱血指導を繰り広げた。付きっきりでアドバイスしたのは、昨春キャンプでも手ほどきした将来の4番候補リチャード内野手。他を寄せ付けない、2人だけの空間で「パワーよりスピードだと。少し力が入っていたみたいだから」とスイング時に腕を素早く動かすことなどを教えた。

 決められた1カ所5分の時間が過ぎても、80歳の王会長が指導を終えることはなかった。メイン球場で行われた打撃練習。同組の選手が次のメニューのために場所を移動しても、リチャードだけは動かない。王会長は手にしていたバットを振り上げ打撃フォームの見本を示すなどジェスチャーで蓄積した技を授けた。

 ようやく一息つき、リチャードが本来移動しているはずだった3カ所先のロングティーの場所に走ると、追いかけるように王会長も接近し熱視線を注いだ。

 王会長のアドバイスを受けた後、120キロの巨漢は余計な力が抜けて軽々と柵越えを連発。「それぐらい(の力感)で(スタンドに)行くんだから、そのぐらいで振ればいいんだよ」。スケールの大きな21歳に太鼓判を押した。

 「2年前から内容は同じですけど、ボールとバットをしっかりミートさせること」とリチャードはその感覚を染み込ませるため、全体練習後に室内練習場で900スイング近く振り込んだ。1日千スイングのノルマを優に超え左手はまめが破れボロボロになっていた。 (鎌田真一郎)

関連記事

PR

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング

PR