受け付け、問診…ワクチン接種に3分 田川市で検証会、予診短縮確認

 新型コロナウイルス感染症のワクチン接種を前に、福岡県田川市は3日、接種会場に想定する市総合体育館で集団接種を想定した検証会を開いた。椅子や机、間仕切りなどを設置し、田川医師会幹部らと手順などを確認。川崎市などが先月実施した訓練で予診に時間がかかったことを踏まえ、かかりつけ医が事前に予診票を確認する方式が検討されることになった。

 検証会では、職員1人が市民役となって受け付けからの一連の流れを確認。医師が実際に予診票に基づいて問診するなどして、約3分で接種までの手順を終えた。

 川崎市での訓練では、アレルギーや基礎疾患のある市民からの質問で予診が長引くケースが多発した。これを受け、田川医師会の荒木久昭会長は「予診に時間をかけないことがスムーズな接種を実現する肝」と指摘。予診票をかかりつけ医に事前チェックしてもらうことを、市民に推奨するよう要望した。市側も事前確認を要請する方向で検討するという。

 田川地区1市7町村をエリアとする田川医師会によると、所属する医師は約180人。人口約4万6千人の田川市に約130人が集中する一方、約7万5千人の7町村には約50人しかいないことから、医師会は「町村の医師だけで住民すべてに接種を行うのは困難」と判断。田川市の医師に協力が得られるよう調整するという。荒木会長は「地域の医師会として全力で支えたい」と話した。 (吉川文敬)

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